おとうさんゲーマーのひとりごと。   面白レトロゲーム発見隊!

幼稚園の頃にプレイしたパックマンがきっかけで、ゲーム道をひた走ったおとうさんゲーマーです。ゲームは人生の一部!レトロゲームが中心ですが、マイナーだけど面白いゲームにもスポットをあてて、日々ひとりごとを綴っていきます。よろしくお願いいたします。

【DSソフト】プレイヤーに媚びない3DダンジョンRPG。往年のゲームブックの雰囲気がDSに蘇る【幻霧ノ塔ト剣ノ掟】

   こんばんは、おとうさんゲーマーです。
 第33回は、「幻霧ノ塔ト剣ノ掟」を紹介します。今はほとんど見かけることがなくなった3DダンジョンRPGです。僕はファミコンの「ウィザードリィ」が大好きですが、そんな方におすすめの一本です。



ゲームブックを思い起こさせる

 ゲームブックってご存じですか?ゲームブックとは文章の結末に選択肢が設けられた小説で、例えばモンスターに出会った時に、文章の後に「戦う→8ページへ 逃げる→51ページへ」といった選択肢が書かれています。読者は選んだ番号のページをめくって続きを読み進めます。進んだページにも選択肢が設けられていて、自分の決断で物語の展開が左右されていきます。このようなゲームブックが流行った時期がありました。1980年代後半頃だったと思います。ゲームが原作のものも多く発売されていました。僕は当時高嶺の花だったパソコンゲームを題材にしたゲームブックを購入し、プレイした気持ちを味わっていました(笑)。「幻霧ノ塔ト剣ノ掟」は、挿し絵やテキストの端々に当時のゲームブックの香りがします。3DダンジョンRPGはこれまで多く発売されていますが、このような雰囲気を持ったゲームは少ないです

ウィザードリィと似て非なるもの

 「幻霧ノ塔ト剣ノ掟」は原点回帰をテーマにしていて、ファミコン版の「ウィザードリィ」をリスペクトしていることが伝わってきます。以前に雑談コーナー「中学時代にハマったゲーム」に書きましたが、僕はファミコン版の「ウィザードリィ」が大好きです。「ウィザードリィ」は多くの家庭用機種で発売され、ニンテンドーDSでも3作が発売されました。でもモンスターグラフィックや操作性など、今でもファミコン版がダントツです。「幻霧ノ塔ト剣ノ掟」は、アレンジバージョンとオリジナルバージョンが収録されていて、グラフィックやBGMの雰囲気が違います。特にオリジナルバージョンは3Dダンジョンの表示がワイヤーフレームになり、演出も簡略化されていて、よりファミコン版「ウィザードリィ」を彷彿とさせます。キャラクターのロスト(消滅)がなかったり、加齢の概念がなかったり、テレポートで石に閉じ込められなかったり、「ウィザードリィ」に比べると難易度は易しいですが、親切設計ではないので硬派でやりごたえはしっかりあります。登場キャラクターが無個性で、プレイヤーの想像に委ねられている「ウィザードリィ」とは異なり、「幻霧ノ塔ト剣ノ掟」は宿屋や道具屋の主人からして強烈な個性を発しています。テキストが面白く味があり、先ほど紹介したゲームブックの雰囲気を強烈に醸し出しています。「ウィザードリィ」を強くリスペクトしながらも、独自のテイストを出すことに成功しています。

プレイヤーに媚びない

 本作が発売された10年前は、RPGはどんどん派手になりストーリーや演出に凝ったものが当たり前になっていました。そんな中で一般受けすることを選ばずに原典回帰を徹底的に貫いた本作は、とにかく硬派でプレイヤーに媚びていません。「ウィザードリィ」やゲームブックが好きな製作者が思いきり作りたいものを作ったということが伝わってきます。確実にプレイヤーを選ぶ作品です。シンプルな作風同様にパッケージアートもシンプルで、DSソフトの中でもマイナーな作品ですが、収録されているアレンジバージョンは「ウィザードリィ」をプレイしていなくても比較的とっつきやすい雰囲気なので、興味が湧いた方は是非プレイして見てください。よろしければ「ウィザードリィ」もご一緒に(笑)。

 

幻霧ノ塔ト剣ノ掟

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